📌 この記事の結論
メルカリのフリマ出品とメルカリShopsは、「単発でこまめに売る」か「お店として継続的に売る」かで使い分けるのが正解です。ハンドメイド作家なら、まずフリマで反応を確かめ、売れ筋が固まってきたらShopsに広げるのが失敗の少ない順番です。
- 販売手数料はどちらも10%。大きな差は「出品のしかた」と「お店としての見え方」
- フリマ=1点ずつ・値下げ交渉あり/Shops=在庫まとめ管理・交渉なしで淡々と売れる
- ハンドメイドは「フリマで検証 → Shopsで安定化」の二段構えが相性◎
筆者はハンドメイド作家として、メルカリのフリマ出品とメルカリShopsの両方で和装小物を販売しています(Erii 和装小物店・取引5,878件/評価★5.0)。正直なところ、最初は「どっちか一方でいいのでは」と思っていました。しかし実際に両方を使ってみると、役割がはっきり違うと感じています。この記事では、Apron Daysが現役作家の視点で、フリマ出品とメルカリShopsの違い・手数料・使い分けを整理します。
結論を先にお伝えすると、二者択一ではなく「順番に使う」のがハンドメイド作家には向いています。まずは違いから見ていきましょう。
目次
メルカリの「フリマ出品」と「メルカリShops」の違いとは?
フリマ出品とは、個人が1点ずつ商品を出品するメルカリの基本機能です。一方のメルカリShopsとは、同じメルカリ内に「お店」を構えて、在庫管理をしながら継続的に販売できる仕組みを指します。経済産業省の電子商取引に関する市場調査によると、日本のBtoC-EC市場規模は物販系だけで約14兆円規模に達しており、個人がネットで販売する土壌は年々広がっています。
同じ「メルカリ」でも、フリマは”フリーマーケットの一区画”、Shopsは”常設のお店”というイメージです。売り方の設計思想が違うので、扱う商品や作業スタイルで向き不向きが分かれます。
フリマ出品とメルカリShopsの基本比較
| 項目 | フリマ出品 | メルカリShops |
|---|---|---|
| 出品単位 | 1点ずつ | 在庫数をまとめて管理 |
| 値下げ交渉 | あり(コメント) | なし(表示価格で販売) |
| 同じ商品の複数販売 | 都度再出品が必要 | 在庫を設定すれば継続販売 |
| お店としての見え方 | 個人アカウント | 屋号付きのショップ |
| 向いている人 | まず試したい・少量 | 継続的に数を売りたい |

手数料・送料・入金のちがい
お金まわりは、始める前に必ず押さえておきたいポイントです。フリマアプリ大手のMercari(メルカリ)の公式ヘルプによると、販売手数料は販売価格の10%で、これはフリマ出品もメルカリShopsも同じ水準です。つまり「手数料で損得が決まる」わけではありません。差が出るのは、送料の設定や運用の手間の部分です。
手数料・送料まわりの比較
| 項目 | フリマ出品 | メルカリShops |
|---|---|---|
| 販売手数料 | 販売価格の10% | 販売価格の10% |
| 配送方法 | らくらく/ゆうゆうメルカリ便ほか | 配送設定をまとめて登録可 |
| 売上の管理 | 取引ごと | ショップ単位で集計 |
手数料そのものは同じでも、手取りを最大化するには「価格設定」と「送料込み設計」が重要になります。この考え方はメルカリでハンドメイドを売るときの手数料と利益の計算方法で詳しく解説しています。なぜなら、手数料10%と送料を差し引いた後に、手元にいくら残るかを把握しないと、赤字で売り続けてしまうことがあるからです。
ハンドメイド作家はどっちで売るべき?タイプ別の選び方
「結局どっちがいいの?」という問いには、作品の数と販売スタイルで答えが変わります。次の3ステップで考えると迷いにくくなります。
- まずはフリマ出品で反応を見る:1点ずつ出して、どの作品にコメントや「いいね」が付くかを確かめる
- 売れ筋が固まってきたらメルカリShopsへ:同じ商品を複数作れるなら、在庫管理できるShopsが効率的
- 屋号で信頼を積みたいならShops中心に:お店としての見え方が、リピートにつながる
タイプ別・向いている売り方
| こんな作家さん | おすすめ |
|---|---|
| まず副業として試したい・一点ものが多い | フリマ出品からスタート |
| 同じ作品を継続して作れる・数を売りたい | メルカリShopsを併用 |
| 屋号でファンを増やしたい | Shops中心+フリマで新作テスト |

注意点・よくある失敗(特商法の表示・確定申告)
お店として継続的に販売する場合は、法律面の確認も必要です。消費者庁によると、インターネットで反復・継続して販売する人は「通信販売事業者」に該当し、特定商取引法にもとづく表示(事業者名・所在地・連絡先など)が求められる場合があります。メルカリShopsのように「お店」として売る場合は、この点に特に注意しましょう。
また、副業で得た利益は確定申告が必要になることがあります。国税庁の案内では、給与所得者の副業所得が年間20万円を超える場合などに申告が必要とされています。※所得区分や経費計上の範囲は個別事情で変わるため、最終的な判断は税理士など専門家にご確認ください。詳しくはハンドメイド副業の確定申告はいくらから?も参考にしてください。
現役作家Eriiのフリマ・Shopsの使い分け
筆者(Erii)の場合、新作やサンプルはフリマ出品で反応を見て、定番として何度も作れる作品はメルカリShopsに置く、という使い分けをしています。正直なところ、最初はフリマだけで十分だと感じていました。しかし2026年6月に、ある作品の売れ行きが急に伸びて材料の在庫が足りなくなり、対応に追われた経験があります。このとき「在庫と販売をまとめて管理できるShopsの仕組みがあると、こういう波にも落ち着いて対応できる」と実感しました。
ハンドメイドは、需要が読みにくいのが難しいところ。だからこそ、フリマで小さくテストし、手ごたえのある作品をShopsで安定的に回す。この二段構えが、作り手の負担を減らしてくれます。Apron Daysでも、こうした現役作家ならではの工夫を今後も発信していきます。作品づくりや販売の実例は、姉妹店のErii 和装小物店でも公開しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. メルカリShopsとフリマ出品、手数料は違いますか?
販売手数料はどちらも販売価格の10%で同じ水準です。差が出るのは手数料そのものより、値下げ交渉の有無や在庫管理のしやすさといった運用面です。
Q2. ハンドメイド初心者はどちらから始めるべきですか?
まずはフリマ出品から始めるのがおすすめです。1点ずつ出品して反応を確かめ、売れ筋が見えてきてから、継続販売に向くメルカリShopsを併用すると失敗が少なくなります。
Q3. メルカリShopsで売ると確定申告が必要ですか?
販売で得た利益の額や働き方によっては、確定申告が必要になる場合があります。給与所得者で副業所得が年間20万円を超えるケースなどが目安ですが、判断に迷う場合は税務署や税理士にご相談ください。
まとめ|フリマとShopsは「二択」ではなく「順番」で使う
結論として、メルカリのフリマ出品とメルカリShopsは、どちらが優れているという話ではありません。ポイントは次の3つです。
- 手数料はどちらも10%。差は「出品の手間」と「お店としての見え方」
- 初心者はフリマで検証、売れ筋が固まったらShopsで安定化
- 継続販売・特商法表示・確定申告は、お店として売るなら早めに準備
Apron Daysでは、現役ハンドメイド作家の実体験をもとに、メルカリ副業とハンドメイド販売のノウハウをこれからも発信していきます。
📝 免責事項
本記事は経済産業省・消費者庁・国税庁等の公開情報と、現役ハンドメイド作家の経験を2026年7月時点で整理した一般的な情報提供であり、個人の感想を含みます。手数料・仕様は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの公式をご確認ください。税務・法務の最終的な判断は、税理士・専門家にご相談ください。※本記事の内容についてApron Daysは法的責任を負いかねます。
参考リンク:経済産業省 電子商取引に関する市場調査/消費者庁 特定商取引法ガイド/国税庁
最終更新: 2026-07-08 / 著者: Erii(Erii 和装小物店 店主・取引5,878件/評価★5.0) / ご意見・訂正はお問い合わせ、方針はプライバシーポリシーをご覧ください。






